函館稜北病院総合診療科抄読会B面

毎週木曜日5:30PMから30分間、Clinical Problem-Solvingを素材にクリニカル・パールを拾い集めます。

"Negative Capability"

初めて聞いたこの言葉。詩人キーツの悲恋を描いた映画「ブライトスター」のモチーフにもなっているようです。

Fanny Brawne: I still don't know how to work out a poem.

John Keats: A poem needs understanding through the senses. The point of diving in a lake is not immediately to swim to the shore but to be in the Lake, to luxuriate in the sensation of water. You do not work the lake out. It is an experience beyond thought. Poetry soothes and emboldens the soul to accept mystery.

Fanny Brawne: I love mystery.

John Keats: I found your fairy princess on the wall in my room.

Fanny Brawne: And you could make her out?

John Keats: She wears a butterfly frock.

 春日武彦先生が説く、「中腰」にも繋がるような気がします。俗っぽく言えば、「日にち薬」。それならば、ギリシア・ローマ時代から言われていることではありますが。

 

マチワイヤー

購入方法は、下記リンクへ。

tama-medical.com

Chicago Med I-3 "Malignant"

ブラジルからの移民二世、弟が医師になるために働いている看護師エイプリル・セクストン が、実習中の弟にACLSプロトコールについて助言しているシーン。

Yeah, it's just, um, I'm trying to memorize these emergency protocols. You know, all the flow charts and decision points. I don't know when to shock, when to give meds, like, how many joules, what's the doses

Okay. Look, it's not so much about memorization as just thinking logically. V-fib. We shock because electricity resets the current. But in asystole, there's no current. So we push meds instead.

See, you just have a way of putting things. 

 

"Briefings from the New England Journal of Medicine" について

新たなNEJMの記事の日本語ソースを見つけました。

BRIEFINGS - The New England Journal of Medicine 日本語版 です。

手段と目的を取り違えないように注意しなければなりません。

日本語のあるものは、苦労して英語で読む必要はありませんよね。

リンク先から抜粋すると、

“Briefings”とは,Massachusetts Medical Society 発行の“The New England Journal of Medicine”に掲載されているコンテンツ「Perspective」「Editorial」等から毎週 1 論文を NEJM 編集委員が選択したものです. 当サイトでは,毎月 4 週にわたり,1 論文と Topics サマリーを日本語に訳した『Briefings 日本語版』を,きわめて重要な医学情報としてご提供しています.

とのことです。

第103回:「日常診療でよく診る症状の裏に」

お話のキモは、腰痛、便秘、しびれ、頭痛、めまいなどコモンな症状にいろんな「裏」がありますよということ。これを避けるためには、時間なり、思考フレームなりを変えて、「セカンド・ルック」を実践することが大切ということでした。前医が、専門医という場合は、前医の再診をお勧めすることが、患者さんのためになりますということでした。

お話のなかで、「10秒テスト」(10-s grip and release test)という検査の紹介がありました。この検査について調べていたら、同様の意義の検査で、数取器を使った検査法を見つけました。

Tally counter test as a simple and objective assessment of cervical myelopathy

Chicago Med I-3 "Fallback"

タイトルの "Fallback" は、「頼みの綱」としての "Surgical Navigation Advanced Platform" と御主人にプレドニゾロンを盛ってまで軍役から「退却」してもらおうとした奥様の犯罪とを掛けたのでしょうか。奥様の嘘を暴いた Dr. Daniel Charles のセリフ。

To lie well, you have to loosen up.

You know, make eye contact, stuff like that.

日本人は、アイコンタクトが下手だと言われますが、アメリカ人とのコミュニケーションでは気をつけなければならないかもしれませんね。

このドラマは、精神科医や病院管理者も主役として登場するところが、魅力でもあり、ERのようなスピード感を削いでいるところでもあるような気がします。スクリプトの確認は、下記のサイトが参考になります。

Chicago Med I-2 "iNO"

産み捨てられた新生児の低酸素血症、帰宅させて心筋梗塞で心停止して戻ってきた3児の父、院内には一本しか一酸化窒素のボンベがない…

結局は、後者の患者にボンベを使い蘇生し、循環器医師による介入に繋ぎ、生命は救うことができるのだが、重い障害を残してしまうことになる。担当医に循環器医師が投げかける言葉。

“What’s the difference between doctors and God? God knows he’s not a doctor.”

それに対して、医者は出来ることと出来ないことの区別する分別がつけられない、ということを言いたいのでしょう。深読みをすれば、タイトルの "iNO" は "I KNOW" と掛けたのか?

日々、ニーバーの祈りを胸に、知恵を働かせたいものです。

ニーバーの祈りは、歌にもなっており、A面のブログの試験投稿でも紹介しております。