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函館稜北病院総合診療科抄読会 #hakodoku

毎週木曜日5:30PMから30分間、Clinical Problem-Solvingを素材にクリニカル・パールを拾い集めます。

Back to Nature

抄読会

今回のケースは、インフルエンザと思いきや、バイオテロでの利用が危惧されるあの病原体による疾患でした。タイトルは、「自然に帰る」ということと、「原点に帰る」ということを掛けているようです。

【参加人数】5名+ペーパー参加1名

【今回の語数】2976語【累計語数】2976語

【私の読了にかかった時間】15分57秒 (191 wpm)

【クリニカルパール】

  • 問診で、ペットの飼育歴や旅行歴を訊くのは大切。
  • 呼吸器感染症でも、最初、呼吸器症状がなく、遅れて症状が出るものがある。(MERSもそんな経過をたどるそうだ。)
  • Pulse–temperature dissociation — a pulse rate that is lower than expected for a given elevation in temperature — is often present and may prompt consideration of other intracellular infections associated with this phenomenon, such as typhoid fever, legionellosis, and psittacosis.
  • The laboratory should be notified whenever tularemia is suspected so that safety precautions may be taken to protect laboratory personnel and targeted diagnostic methods can be applied.
  • In this case, going “back to nature” to consider potential sources of exposure related to the patient’s semirural lifestyle informed the choice of antibiotics and led to a specific diagnosis.

【感想】

  • USでは、医療費を考えて診療すると思っていた。日本以上に攻めの診断をしていることに驚いた。
  • "semirural"ってどのくらい田舎?(こういう時、Google画像検索が便利。)

【抄読会を終えて】

 とりあえず、初回は無事終えました。長く続けるためにも、30分以上準備にかけない、当日も集まれる人が集まって定刻に始め、30分以内に終えるということを再確認しました。同じ「物語」(文献)を読んでも、各人の興味や観点が、こんなにも違うという気づきになった勉強会でした。12月25日は、脱線して、BMJのクリスマス特集から文献を選ぶことにしました。

【余計な一言】有熱時の脈と熱の乖離、Faget sign という名前があるそうです。