函館稜北病院総合診療科抄読会B面

毎週木曜日5:30PMから30分間、Clinical Problem-Solvingを素材にクリニカル・パールを拾い集めます。

The Value of Audio Devices in the Endoscopy Room (VADER) study: a randomised controlled trial

A long time ago in a galaxy far, far away....オーストラリアでのとある研究の物語です。

【参加人数】6名

【今回の語数】1936語【累計語数】7009語

【私の読了にかかった時間】17分49秒 (132 wpm)

【クリニカルパール】

We recommend the widespread use of Star Wars Music in endoscopy rooms to improve quality outcomes. May the Force be with you.

【感想】

  • ベイビーブームは国によって違う?("The Australian Bureau of Statistics defines the boom as 1946 to 1964."だそうです)。
  • そもそも適応で、貧血の有無に差があるのでは?
  • そういえば、「島唄」をかけながら手術していた先生を知っている。
  • 音楽の効用として、待ち時間を気にさせない音楽とか、医者の診察時間を巻く音楽とかに応用できないか?
  • 高齢者の回想療法にも使える。
  • 米語では、ORだが、英語では、"operating theatre"。

とか、盛り上がりましたけど、一番まっとうな指摘は、研修医の先生の "concealment allocation" がなされていない、ということでした。

【余計な一言】それにしても、「診療ガイドラインのためのGRADEシステム-第2版 」[Kindle版]は、無料で公開されている "GRADE Handbook" と比べて、どうなんでしょう? 読み比べる意志も時間もないので、口は挟みませんが。