Risky Business
麻薬常習行為、ハイリスクな外科的介入、外科スタッフの感染のリスク。"Risky Business"の三重奏です。
【参加人数】4名
【今回の語数】3017語【累計語数】16,059語
【私の読了にかかった時間】12分34秒 (240 wpm)
【クリニカルパール】
With left-sided endocarditis you often see peripheral signs, such as embolic phenomena, subconjunctival hemorrhages, Roth's spots, or Janeway lesions.
Left-sided endocarditis is a very aggressive disease.
Risks to the physician must be balanced against benefits to the patient.
【感想】
臨床的な内容より倫理的な内容のほうが英語表現が難しい。(慣れない語彙、言い回し)
1980年代、アメリカ合衆国のレーガノミクス、イギリスのサッチャリズム、ニュージーランドのロジャーノミクスと新自由主義的な経済思想の萌芽があり、この記事はそれに影響され、金銭的なことが強調されているのか?(いずれも英語圏であることは興味深い)
ここでは、IE自体の診断が速やかになされたが、現実には見落としも多い疾患。
みんなで独立して読むことで、誤訳、誤解が回避できる。(恥ずかしながら、私は "poorly compliant"を「訴えが下手な患者」と誤解していたが、語学的な間違い以上に、深層心理的な早とちりによるような気がして、反省。)
【余計な一言】IEは、NEJMでも再三ネタになっています。例えば、Clinical Practice でとか、Images in Clinical Medicine でとか。