第17回: "Eye of the Beholder"
今回のタイトルは、眼瞼皮膚の視診の眼力次第という意味を込めたのでしょうか。
まれな疾患ではありますが、疾患経験医師が多く、実症例からの生写真、CT画像をもとに、パールが語られました。
Word Count:2848語 (Time: 17'50'', 160 wpm)
参加人数:4名
Clinical Pearls:
- ヘリオトロープ疹は紅斑ではない。(これを見過ごすかどうかが眼力の差!)
- 対称性の首の筋力の低下から始まることが多い。(本人の主訴となることは少ない)
- ホルスター徴候(非露出部であるはずの、まさにレッグ・ホルスターがあたるあたりに出る多形性皮膚萎縮症)は、感度は低いが、特異度が高い。
- MESACUP Anti-TIF1-γ抗体の検査キットが上市されている。
- MRIは、T1強調で低信号、STRIで高信号で、筋肉の浮腫を示唆する。
- 筋炎の診断にエコーの利用の報告もある。