函館稜北病院総合診療科抄読会B面

毎週木曜日5:30PMから30分間、Clinical Problem-Solvingを素材にクリニカル・パールを拾い集めます。

ドラッカー読書会と我々の抄読会

  右に載せた本の著者吉田麻子さんの出版記念講演に出かけてきました。私自身は、別にドラッカリアンというわけではありません。むしろ最近まで名前を知ってはいたものの、単純に「効率主義者の神」くらいの認識でした。その認識を変えてくれたのが、安富歩先生の「ドラッカーと論語 」で、単純な経営学者ではないことを知ったことが、今回の会に出向くきっかけになりました。さらに、その会場が、木田保造率いる木田組が建てた旧日露漁業株式会社の社屋だったニチロビルにあるMARUSENだったということもあります。

 肝心の会は、著者の講演に、ドラッカー読書会のデモ、懇親会と続きました。読書会は、函館でも、右掲本の下敷きとなったドラッカーの「ドラッカー名著集1 経営者の条件 」を素材に、みなで同じ部分を読んで、気になったところにラインを引き、読書会当日は、月1回3時間の時間で、各参加者がラインを引いたところを読み上げ、なぜそこにラインを引いたかを説明し、ファシリテーターがコメントするというやり方のようです。

 私達の抄読会の持続可能性(サステナビリティ)を高めるためのヒントになりました。今後、抄読会のなかで徐々にアイディアを提起していきたいと思います。