函館稜北病院総合診療科抄読会B面

毎週木曜日5:30PMから30分間、Clinical Problem-Solvingを素材にクリニカル・パールを拾い集めます。

総合診療特任指導医資格取得のためのレポート作成の件

準備

別紙1(docx形式)の書式を資料「総合診療専門医専門研修カリキュラム」(pdf)をもとに埋めることでレポートを作成します。まずは別紙1と資料を各自ダウンロードして揃えてください。

対応するコアコンピテンシー領域 

選択肢の6つのコアコンピテンシーは以下の項目となります。 ()内の英訳は公式のものではありません。覚えるときに、PCICPUとかすると想起しやすいかもしれないので、参考までです。
 1. 人間中心の医療・ケア(Person centered care)
 2. 包括的統合アプローチ(Comprehensive approach)
 3. 連携重視のマネジメント(Interprofessional Collaborative Practice)
 4. 地域志向アプローチ(Community oriented Primary Care)
 5. 公益に資する職業規範(Professionally-Led Regulation)
 6. 診療の場の多様性(Various clinical settings or Ubiquity)

対応する一般目標

資料内で下線が引かれた部分です。該当するものを選んで記入してください。症例を決めた後のほうが、選びやすいと思います。

症例・事例

電子カルテでタイトルを「退院時要約」として作成している場合、電子カルテの「多目的DB検索」で下記のような設定(登録者IDは適宜変更の必要があります)をすれば、患者さんの一覧を得ることができます。その一覧を見ながら、記憶を辿るか、退院時要約を読み返しながら、コアコンピテンシーに該当する症例を各々1例、計6例選んでください。

そしてそれぞれの要約を作成しますが、年齢・性別、簡単なプレゼンテーションと経過、転帰をまとめます。レポート例に示してあるものは、150字弱でまとめてあります。

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教育に適していると考える理由

自分の言葉で書くのもよし、あるいは推奨はしませんが、各一般目標の個別目標(資料では、カッコ付き番号が振られている)から適当に選んで若干言い換えを行う程度でいいのかもしれません。目標の構造上、SBOが到達できれば、GIOに近づくことができるので、論理的に「教育に適している」はずですから。レポート例に示してあるものは、300字程度でまとめてあります。

送付方法 

6枚のレポートはメール及び郵送にて下記の要領で日本専門医機構へ提出して下さい。メールは個別で出すしかないですが、郵送は提出予定者のものをまとめてもいいかもしれません。

受付期間: 2016年7月1日 〜 2016年9月30日
送付先 : 日本専門医機構 郵送及びメールでの送付

【郵送】

〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-5-1 東京国際フォーラム D-3F
一般社団法人 日本専門医機構 気付
日本専門医機構 総合診療領域研修委員会 宛
(封筒の表紙に、「総合診療専門研修特任指導医レポート 在中」と記載して下さい)

【E-mail】 senmoni-sougoui@wind.ocn.ne.jp

・メールの「タイトル(件名)」には、必ず「総合診療専門研修特任指導医レポート」と記載して下さい
・添付ファイルには「特任指導医レポート(山田太郎)」というように、必ず個人名(山田太郎)をいれて下さい