函館稜北病院総合診療科抄読会B面

毎週木曜日5:30PMから30分間、Clinical Problem-Solvingを素材にクリニカル・パールを拾い集めます。

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Failure to Resolve A Diagnostic Inconsistency

診断行為では、早期閉鎖を回避しなければならない。同時に、時間圧にも晒されている。熟考と迅速という矛盾を克服するにはどうしたらいいか、永遠の課題ですね。 【参加人数】3名 【今回の語数】3020語【累計語数】19,079語 【私の読了にかかった時間】16分5…

Risky Business

麻薬常習行為、ハイリスクな外科的介入、外科スタッフの感染のリスク。"Risky Business"の三重奏です。 【参加人数】4名 【今回の語数】3017語【累計語数】16,059語 【私の読了にかかった時間】12分34秒 (240 wpm) 【クリニカルパール】 With left-sided end…

Twelve tips for presenting a clinical problem solving exercise

抄読会の間奏曲として、文献紹介もしていこうと思います。今回は、ティアニー先生の後継者のおひとり、 Dhaliwal先生によるClinical Problem-Solving形式カンファレンス開催のコツに関する記事から12個のコツを要約してみました。 Picking the Case: 診断医…

A Complementary Affair

シェーグレン症候群の腺症状を補完する症状と補体を掛けたタイトルですね。 【参加人数】5名 【今回の語数】2,971語【累計語数】13,042語 【私の読了にかかった時間】15分59秒 (186 wpm) 【クリニカルパール】 Glomerular involvement in primary Sjögren’s …

How Sure is Sure Enough?

教科書的には、臍より上で鼻から下の痛みは、心筋梗塞を疑えとは言いますが、その疑いをどこまで保留し続けることができるかが問われる症例でした。そういえば、心筋梗塞から生還した医者の発作時の自己診断の正診率は、60%程度という話を読んだことがありま…