函館稜北病院総合診療科抄読会B面

毎週木曜日5:30PMから30分間、Clinical Problem-Solvingを素材にクリニカル・パールを拾い集めます。

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

函館ISLSコース参加報告

本日の医局会議で函館ISLSコース参加報告を致しました。簡単に言えば、脳卒中版ICLS。札幌では開催されていないそうで、函館で総合診療の研修をする優位点の1つになりえます。 強調したいのは、下記の3点。 発症からt-PA投与までの時間をどのように短くす…

2016年5月13日(金)の抄読会のテーマ:今後の会の持ち方

メンバーの入れ替わりもあるため、次回は今後の抄読会の持ち方を討議したいと思います。論点は、 ファシリテータ:技法はK先生に教えてもらいながら、誰もが抄読会のファシリテータになれるようにしたい。 対象:NEJMを継続していくか、JHMに浮気をするか?…

Caught in the Web: e-Diagnosis

今日は徳田安春先生の来函を祝して、先生の御本から先生の記事を読んだ。本ケースは、Crow‐Fukase症候群ともPOEMS症候群とも呼ばれる疾患。 POEMSとは、多発性神経炎(polyneuropathy)、臓器腫大(organomegaly)、内分泌異常(endocrinopathy)、 M蛋白(M‐…

ドクターSへ

私達の抄読会メンバーから熊本の支援に向かう若い医師がおります。研修施設が変わる時期での決断、頭が下がる思いです。せめてもの餞として、役に立つかもしれない資料のリンクを送ります。『今日の診療WEB』 無料公開のご案内熊本地震に医療支援に行く医師…

Mini Nutritional Assessment Short-Form (MNA-SF) Predicts Clinical Outcomes: Cohort Study of Small-Sized Hospital in Japan

今回は、同じ系列の病院で働く医師が発表した論文を素材に取り上げました。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgfm/17/1/17_90/_pdf 栄養状態のスクリーニング検査MNA-SFで、入院患者の予後(転記、入院期間、続発症)がある程度予測できるというもので…

第1回POC超音波研究会に参加して

上記研究会に参加したので医局会議で報告をさせていただきました。要旨は、下記の通り。 POC超音波の有用性 触診・聴診の延長として患者満足度の向上が期待できる。 在宅、僻地診療での応用が可能である。 無用なCTを減らし、患者の被爆を減らすことができる…

Lucky Lady

医者の能力、病状、それにも増して重要なのが運だったりする。 【参加人数】4名 【今回の語数】2355語【累計語数】38,940語 【私の読了にかかった時間】18分25秒 (128 wpm) 【クリニカルパール】 When pregnancy begins during a complete remission of lupu…