函館稜北病院総合診療科抄読会B面

毎週木曜日5:30PMから30分間、Clinical Problem-Solvingを素材にクリニカル・パールを拾い集めます。

Caliberでmobi形式文書を作る

少し手間なのですが、英語文献をmobi化(アマゾンの電子フックリーダーの形式)にしておくと、下記の点で便利です。

スマホでも読めるので、細切れの時間の利用も出来る。

②文字を見やすいサイズに変更出来る。(老眼に優しい。)

③すぐ辞書やウィキペディアを参照できる。

④ハイライトを保存し、あとでまとめてスマホからメールでPCに転送できる。

そのためのアプリケーションソフトが、"Caliber"

次の作業が必要。

①ネット上の読みたい文書をワープロソフトにコピーして体裁を整える。

②上記をodt形式で出力

③odt文書をcalibreで開いて、mobi形式に変換・出力

④出来たmobi文書をkindleへ転送

上記のメリットが、これら5分から10分くらいかかる作業コストをカバーするかどうかが問題。

個人的に読み流すだけなら時間の無駄、抄読会のためになんらかの課題を作成するためには、メリットの④は大きいと思われる。

蛇足だが、ソフト名の "Caliber" 、電子ブックリーダーとなんの関係があるのかわからないが、「内径」という意味。NEJMのClinical Problem-Solvingの中では、次の用例がある。

  • She reported increased constipation in the past year, but not melena, hematochezia, or a change in stool caliber. "Less is More"
  • Both fallopian tubes filled with contrast medium and were of normal caliber. "Hard to Conceive"